国別イギリス概要~世界トップ大学と英語発祥の地で学ぶ10の理由~

イギリスってどんな国?

  • 正式国名:
    グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)
  • 面積: 約24.3万平方キロメートル(日本の約3分の2)
  • 人口: 約6,827万人(2023年時点)
  • 首都: ロンドン(人口約909万人)
  • 主要都市: バーミンガム、マンチェスター、エディンバラ、オックスフォード、ケンブリッジ
  • 公用語: 英語
  • 通貨: 英ポンド(GBP)
  • 宗教: キリスト教(英国国教会、カトリック、長老派等)

英語発祥の地が育む国際性

イギリスは英語発祥の地として、世界中から学生が集まる留学の中心地です。2023年の統計では、約74.8万人の留学生がイギリスで学んでおり、世界第2位の留学生受入国となっています。特に大学院課程では留学生比率が71%に達し、高度な国際教育環境が形成されています。
オックスフォード、ケンブリッジをはじめとする世界トップクラスの大学群、歴史と伝統を持つ教育制度、そして多様な文化が融合する環境が、世界中の学生を惹きつけています。


イギリスが留学先として選ばれる10の理由

1. 英語発祥の地で本場の英語教育

イギリスは英語発祥の国として、最も純粋で洗練された英語教育を提供しています。ブリティッシュ・イングリッシュは世界的に高く評価され、語学学校から大学まで、質の高い英語教育プログラムが整備されています。公用語は英語で、日常生活すべてが英語学習の場となります。

2. 世界最高水準の大学教育

QS世界大学ランキング2026では、イギリスの大学が上位に多数ランクイン:

  • オックスフォード大学: 世界3位
  • ケンブリッジ大学: 世界5位
  • インペリアル・カレッジ・ロンドン: 世界2位
  • UCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン): トップ10圏内
  • その他多数の名門大学がトップ100に

歴史と伝統を持つイギリスの高等教育は、学術研究、イノベーション、国際的評価において世界最高水準です。

3. 比較的良好な治安

イギリスは世界平和度指数2024で163カ国中34位にランクされ、先進国として比較的良好な治安を保っています。外務省の安全情報でも「治安は比較的良好」と評価されていますが、盗難(特にスリ、置き引き、強盗)には十分な注意が必要です。

犯罪率の特徴:

  • 凶悪犯罪よりも窃盗などの財産犯罪が中心
  • ロンドンは日本と比べて犯罪率が高いが、適切な防犯意識で対処可能
  • 特定エリアや時間帯に注意すれば安全に過ごせる

4. 費用面での計画性

イギリス留学の費用は期間・地域・学校により大きく異なりますが、明確な費用構造が特徴です。

年間費用の目安(語学留学):

  • 学費: 約130万〜250万円(週20〜30時間、12ヶ月)
  • 滞在費: 約80万〜250万円(ホームステイ・寮・シェアハウス等)
  • 生活費: 約48万〜96万円(月4万〜8万円×12ヶ月)
  • 渡航費・保険等: 約30万〜50万円
  • 合計: 約290万〜650万円(年間)

ロンドンは物価が高い傾向がありますが、地方都市を選ぶことで費用を抑えることが可能です。

5. 学生ビザでの就労機会

長期学生ビザ(Student Visa)保持者は、一定条件下でアルバイトが可能です:

  • 学期中: 週20時間まで就労可能
  • 休暇中: フルタイム就労可能
  • 対象: 大学・大学院等の高等教育機関に在籍する学生
  • 注意: 語学学校の短期学生ビザではアルバイト不可

最低賃金: 時給約£11.44(約2,200円、2024年時点)

就労時間の管理は厳格で、超過すると学生ビザが無効になる可能性があるため注意が必要です。

6. 温暖な海洋性気候

イギリスは温暖な海洋性気候で、極端な気温変化がありません:

  • 年間平均気温: 約11°C
  • 夏(7〜8月): 平均最高気温約23°C
  • 冬(1〜2月): 平均最低気温約2°C
  • 降水量: 年間約1,135mm(東京より少ない)
  • 特徴: 年間を通じて曇りや小雨が多い

天候の変化が激しいため、常に傘や防水ジャケットの携帯が推奨されます。

7. 日本との時差

  • 時差: -9時間(標準時)、-8時間(サマータイム期間:3月最終日曜〜10月最終日曜)
  • フライト時間: 直行便で約12〜13時間、経由便で15〜20時間以上

日本の朝9時はイギリスでは深夜0時(標準時)または午前1時(サマータイム)です。

8. 世界最高峰の大学への進学機会

オックスフォード、ケンブリッジをはじめとする世界トップクラスの大学への進学が可能です。留学生の受入体制も整備されており、留学生比率は約30.8%(2022/23年度高等教育全体)と高い国際性を誇ります。

9. ヨーロッパ各国へのアクセス

イギリスはヨーロッパ旅行の拠点として最適です。主なフライト時間:

  • パリ: 約1時間
  • アムステルダム: 約1時間
  • ローマ: 約2.5時間
  • バルセロナ: 約2時間
  • ベルリン: 約2時間

週末や休暇を利用してヨーロッパ各国を訪問できます。

10. ワーキングホリデー制度

Youth Mobility Scheme(YMS)により、18〜30歳の日本人は最長2年間イギリスに滞在可能です。2023年11月の協力覚書により、年間の枠が1,500人から6,000人に大幅拡大されました。

ワーキングホリデーの特徴:

  • 就学・就労に特に制限なし
  • フルタイム就労可能
  • 職種制限なし(一部例外を除く)

イギリスと日本の関係

外交関係

イギリスと日本は1858年の日英修好通商条約により外交関係を開設し、2018年に外交関係開設160周年を迎えました。両国は自由、民主主義、人権、法の支配といった価値を共有するグローバルな戦略的パートナーです。

貿易関係

2023年の貿易統計:

  • 日本からイギリスへの輸出: 約1兆6,890億円
  • イギリスから日本への輸入: 約9,970億円

主要輸出品: 輸送用機器(自動車等)、一般機器、電気機器
主要輸入品: 一般機械、輸送用機器、医薬品

在留邦人数

約64,970名の日本人がイギリスに在留(2023年統計)。ロンドンには約31,612名が在住し、在留邦人数が多い都市として世界第3位です。


留学都市の特徴


イギリスの経済と産業

イギリスは世界第6位の経済大国(GDP約3.3兆ドル、2023年)です。

主要産業:

  • 金融サービス(ロンドンは世界的な金融センター)
  • 製造業(航空宇宙、自動車、医薬品)
  • 創造産業(映画、音楽、デザイン)
  • エネルギー(石油・ガス、再生可能エネルギー)
  • 教育・研究開発

進出日本企業数: 約955社(ヨーロッパ内第2位)
日系企業雇用者数: 約17万人(ヨーロッパ内第1位)


留学で得られるもの

  1. 本場の英語力: ブリティッシュ・イングリッシュを習得
  2. 世界最高水準の教育: トップクラスの大学で学ぶ機会
  3. 国際的な視野: 多様な文化・価値観に触れる
  4. 歴史と文化: 深い歴史と豊かな文化遺産を体験
  5. ヨーロッパへのゲートウェイ: 近隣諸国への旅行が容易
  6. グローバルネットワーク: 世界中の学生・専門家との交流
  7. キャリアの可能性: 国際的なキャリア構築の基盤

まとめ

イギリス留学は、英語発祥の地で本場の英語教育を受け、世界最高水準の大学で学び、豊かな歴史と文化に触れる貴重な経験です。費用は高めですが、教育の質、国際性、文化的価値、ヨーロッパへのアクセスなど、多くのメリットがあります。治安も比較的良好で、学生ビザでの就労機会やワーキングホリデー制度の拡充により、より実現可能な選択肢となっています。

参考資料

※ビザ条件、学費、生活費、為替レートは変動します。最新情報は必ずお問い合わせください。本ガイドは2026年1月時点の情報に基づいています。