国別カナダ概要 ~バランスの取れた教育と多様性が魅力の国~

カナダってどんな国?

カナダは、面積約998.5万平方キロメートル(ロシアに次ぐ世界第2位、日本の約27倍)、人口約4,010万人(2023年推計)を擁する、北米大陸の北部に位置する広大な国です。首都はオタワで、英語とフランス語の2つが公用語という特徴を持ちます。

カナダの最大の魅力は多様性です。世界中から人々が移住し、様々な文化・言語・価値観が共存する真の多文化社会。国民の半数以上がキリスト教徒、約3割が無宗教と、宗教的多様性も豊かです。

この環境は、留学生にとって異なる文化を学び、グローバルな視野を養う理想的な場となります。

また、カナダは世界で最も住みやすい国の一つとしても知られており、2023年のU.S.News「ベスト・カントリーランキング」では世界第2位にランクインしています。

カナダが留学先として選ばれる10の理由

1. 世界トップレベルの教育水準~公立大学中心の均一的な質の高さ

カナダには約100校の大学があり、その約8割が公立(州立)大学です。

公立大学が中心であるため、すべての大学で一定以上の教育水準が保証されており、世界大学ランキングでもトップ100に複数校がランクインするなど、質の高い教育を受けることができます。

カナダの教育は、自分で考え、判断する力(クリティカルシンキング)を重視し、ディスカッション、プレゼンテーション、グループワークを通じて実践的なスキルを養います。また、州ごとに教育制度が独自に定められているため、地域によって特色ある教育プログラムが提供されています。

2. 高い治安と安全性~世界平和度指数17位の安心の環境

カナダは世界平和度指数(Global Peace Index)で17位(2025年)にランクインする、世界でも有数の安全な国です。

銃規制が厳しく、銃による凶悪犯罪がアメリカと比べて極めて少ないため、保護者の方も安心してお子様を送り出すことができます。

外務省の安全対策基礎データでも、「カナダは一般的に治安が良い」と評価されています。

もちろん、日本と比べれば犯罪発生率は高めですが、留学先として選ばれる主要都市(バンクーバー、トロント、ビクトリアなど)は、留学生や観光客にとって安全に過ごせる環境が整っています。

また、カナダ政府は留学生の権利を保護するための制度を整備しており、未成年の留学生に対しては、ガーディアン制度(保護者代理人の任命)、夜間外出制限、安全教育の実施など、手厚いサポートが提供されます。

3. 多文化・多様性社会~異文化に寛容で馴染みやすい

カナダは移民国家として、世界中から人々を受け入れてきた歴史があります。

多様性と異文化を受け入れる寛容な文化が根付いており、留学生も自然に社会に溶け込むことができます。

様々なバックグラウンドを持つ人々と出会い、交流することで、グローバルな視野と多様な価値観を身につけることができます。カナダ人の穏やかで優しい国民性も、留学生から高く評価されています。

4. 訛りの少ない標準的な英語~北米英語の本場

カナダで話されている英語は、訛りが少なく、標準的で聞き取りやすいと評価されています。アメリカ英語に近いですが、よりニュートラルで、世界中で通用する英語力を身につけることができます。

また、カナダの公用語は英語とフランス語の2言語であるため、フランス語を学ぶ機会も豊富です。特にケベック州モントリオールでは、英語とフランス語の両方を学ぶバイリンガル環境が整っています。

5. Co-op(コープ)プログラム~有給インターンで働きながら学ぶ

カナダ留学の大きな魅力の一つが、Co-op(Cooperative Education)プログラムです。

これは、専門分野の座学と有給インターンシップ(就労体験)がセットになった実践型プログラムで、通常1~2年間で修了します。

Co-opプログラムでは、学んだ知識を実際のビジネスの現場で活かし、キャリアに直結する経験を積むことができます。

プログラム期間の最大半分を有給就労に充てることができ、週40時間のフルタイムで働くことも可能です。

ビジネス、ホスピタリティ、IT、デジタルマーケティングなど、様々な分野でCo-opプログラムが提供されています。

また、カナダの公立カレッジや大学を卒業すると、PGWP(Post-Graduation Work Permit/卒業後就労許可) を申請でき、最長3年間カナダで働くことができます。

これにより、留学後のキャリア形成の選択肢が大きく広がります。

6. 日本人留学生に人気の留学先~安心のサポート環境

カナダは、日本人にとって最も人気の高い留学先の一つです。

多くの日本人留学生がカナダを選ぶ理由は、高い教育水準、優れた治安、多文化社会の包容力、そして過ごしやすい生活環境が揃っているからです。

また、現地には日本人コミュニティや日本語対応の留学サポート体制も充実しており、初めての海外留学でも安心してスタートできる環境が整っています。

7. 豊かな自然と過ごしやすい都市環境

カナダは広大な国土を持ち、地域によって気候や環境が大きく異なります。自分の好みに合わせて留学先を選ぶことができるのも魅力です。

  • バンクーバー(西海岸・ブリティッシュコロンビア州)世界で最も住みやすい街として有名。温暖な気候で、冬でも氷点下になることが少なく、雪もほとんど降りません。年間を通して過ごしやすく、山と海に囲まれた美しい自然環境が魅力です。夏は20℃前後、冬は5℃程度と温暖です。
  • トロント(東部・オンタリオ州) – カナダ最大の都市で、多国籍で国際的な雰囲気。ビジネス、金融、文化の中心地として、刺激的な都市生活を楽しめます。四季がはっきりしており、夏は蒸し暑く、冬は寒さが厳しい(氷点下になることも)のが特徴です。
  • ビクトリア(ブリティッシュコロンビア州) – バンクーバー島にある州都で、イギリスの雰囲気が残る美しい街。温暖で落ち着いた環境で、ゆったりとした留学生活を送りたい方に最適です。
  • モントリオール(ケベック州)フランス語圏の都市で、ヨーロッパのような雰囲気が魅力。英語とフランス語の両方を学びたい方におすすめです。
  • ケロウナ(ブリティッシュコロンビア州) – 温暖な気候でワインの産地としても有名。生活費が比較的安く、アットホームな環境で学びたい方に人気です。

8. ワーキングホリデー制度~2025年から2回参加可能に

カナダと日本は1986年からワーキングホリデー協定を結んでおり、18~30歳の若者が最長12ヶ月間、働きながら滞在することができます。

さらに、2025年4月1日申請分から、日本国籍者はカナダワーキングホリデーに生涯2回まで参加できるようになりました。

これにより、最大24ヶ月間(2年間)カナダに滞在し、語学力アップ、就労経験、キャリア形成の機会が大きく広がりました。

9. 比較的手頃な学費と生活費

カナダの大学・カレッジの学費は、アメリカやイギリスと比べて比較的手頃です。公立大学が中心のため、教育の質が高いにもかかわらず、費用を抑えることができます。

また、学生ビザで留学する場合、キャンパス外で週20時間まで働くことが許可されており(フルタイムの学生の場合)、生活費の一部をアルバイトで補うことも可能です。

10. 日本との強固な関係~90年以上の外交関係

日本とカナダは1928年に外交関係を樹立して以来、90年以上にわたり友好関係を築いてきました。両国はG7のメンバーとして、政治、経済、安全保障、人的交流など、幅広い分野で密接に協力しています。

2019年4月には、日加首脳間で**「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の下での戦略的パートナーシップの強化**で一致し、2022年10月には「FOIPに資する日加アクションプラン」が発表されました。

在加邦人数は約75,112人(2023年10月)、在日カナダ人数は約11,242人(2023年6月)と、双方向の人的交流も活発です。カナダには日本人コミュニティも多く、留学生向けのサポート体制も整っています。

カナダ留学で得られるもの

  1. 世界水準の教育 – 公立大学中心の均一的な高品質教育を受けられる
  2. グローバルな視野と多様性への理解 – 多文化社会で異なる価値観に触れ、国際感覚を養う
  3. 実践的なスキルと就労経験 – Co-opプログラムやPGWPで現地企業での実務経験を積める
  4. 標準的な英語力(+フランス語) – 訛りの少ない聞き取りやすい英語を習得、フランス語も学べる
  5. 安全で快適な生活環境 – 治安が良く、自然豊かで住みやすい都市が多い
  6. キャリアの選択肢拡大 – カナダでの就労経験は日本帰国後も高く評価される

まとめ

カナダ留学は、高い教育水準、安全性、多様性、実践的な学び、卒業後の就労機会、そして豊かな自然環境を提供してくれます。

日本人留学生に最も人気の留学先として選ばれているのには、確かな理由があります。

高校生・大学生のみなさんが、自分の可能性を広げ、世界で活躍するための第一歩として、カナダ留学は最高の選択肢の一つです。

保護者のみなさまにとっても、お子様の将来の可能性を広げる、安心して送り出せる教育環境がカナダにはあります。

OSi 海外留学情報センターでは、カナダ留学に関する詳しい情報提供、進路相談、出願サポート、Co-opプログラム選び、渡航準備まで、トータルでサポートいたします。

まずはお気軽にご相談ください。

参考資料

※ビザ条件、学費、生活費、為替レートは変動します。最新情報は必ずお問い合わせください。本ガイドは2026年1月時点の情報に基づいています。